捨ててしまうものも、形を変えれば役に立つ 印刷現場の残紙から生まれた「紙ホイッスル作り体験」
近年、フードロスやファッションロス、コスメロス、フラワーロスなど、「まだ使えるのに捨てられてしまうもの」が社会問題となっています。
私たちの生活が豊かになる一方で、多くの資源が十分に活用されることなく廃棄されているのも現実です。
実は印刷業界にも同じような課題があります。
印刷現場では、印刷後に残った用紙や試し刷りなどで発生した「残紙」が年間約13万トン廃棄されていると言われています。しかし、この数字以外にも各印刷会社が保有する残紙の量は公表されていないケースが多く、実際にはさらに多くの紙が廃棄されている可能性があります。

残紙は「ゴミ」ではなく「資源」
クリエイト横浜では、そんな残紙を見ながらいつも考えています。
「この紙、本当に捨ててしまっていいのだろうか?」
紙は役目を終えたように見えても、少し視点を変えるだけで新しい価値を生み出すことができます。
その考え方から生まれたのが、私たちのアップサイクル活動「ハガミさん」です。
子どもたちに大人気!紙ホイッスル作り
現在、クリエイト横浜が不定期で開催しているワークショップの中でも人気なのが「紙ホイッスル作り体験」です。
使用するのは、名刺サイズほどの小さな残紙。
ハサミと糊を使いながら、
・山折り
・谷折り
・貼り合わせ
を行い、四角い小さなホイッスルを組み立てていきます。
完成した姿は、とてもシンプルでかわいらしい箱型のホイッスルです。
「えっ、本当に音が出るの?」
体験会では、最初は半信半疑だった子どもたちも、完成したホイッスルを手に取ると目を輝かせます。
先端の小さな吹き口に息を吹き込むと――
「ピーッ!」
と音が鳴ります。
「紙なのに音が出た!」
そんな驚きの声があちこちから聞こえてきます。
さらに吹き方や組み立て方によって音の高さや鳴り方が変わるため、子どもたちは夢中になって何度も挑戦します。
発想を変えれば、新しい価値が生まれる
紙ホイッスルは単なる工作ではありません。これまで当たり前のように処分していた残紙が、子どもたちの笑顔を生み出す体験教材へと生まれ変わります。
そして私たちスタッフ自身も、「この形なら別のものが作れるかもしれない」「この紙のサイズを活かせないだろうか」と、新しいアイデアを考えるきっかけになっています。

ハガミさん創造ラボ、活動中
クリエイト横浜では、残紙や端紙を活用したものづくりを通じて、資源の有効活用と創造力を育む活動を続けています。ハガミさん創造ラボ、活動中
クリエイト横浜では、残紙や端紙を活用したものづくりを通じて、資源の有効活用と創造力を育む活動を続けています。
紙ホイッスルのほかにも、
・編み込みボックス
・紙製花瓶カバー
・ハガミコプター
・ペーパークラフト体験
など、さまざまなアップサイクル商品やワークショップを展開しています。

SDGsにもつながる取り組み
この活動は、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」にもつながっています。
捨てられるはずだった紙に新しい価値を与え、資源を最後まで活かす。
そんな「もったいない」を「ありがとう」に変える取り組みを、これからも続けていきます。
クリエイト横浜の「ハガミさん創造ラボ」は、
今日も紙の可能性を探し続けています。
夏休みの自由研究や子ども向けイベント、SDGsワークショップのご相談も
お気軽にお問い合わせください。


