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捨てられるはずの紙から「ピーッ!」という音が!紙ホイッスルで広がる、ものづくりの楽しさ

「もう少し吹き口を広げてみて!」
「角度を少し変えて吹いてみようか?」
「紙の隙間ができないように、糊をしっかり付けてね!」
クリエイト横浜が開催するワークショップでは、こんな会話があちらこちらから聞こえてきます。
いったい何を作っているのでしょうか?

実はこれ、名刺サイズの紙から作る「紙ホイッスル」の制作風景なのです。
ハサミで切って、折って、糊で貼る。使う道具は、ハサミと糊だけ。
とてもシンプルな工作ですが、完成したときには、ちょっとした驚きが待っています。

名刺サイズの紙が、音の鳴る笛に大変身!

紙ホイッスルの材料は、名刺ほどの大きさの小さな紙です。
この紙を決められた形に切り、折り目を付け、糊で貼り合わせていくと、四角いサイコロのような形になります。
初めて見る方からは、
「かわいい!」
「これが笛なの?」
「本当に音が鳴るの?」
と、半信半疑の声が聞こえてきます。
ところが、吹き口に息を吹き込むと……
「ピーッ!」
甲高い音が鳴り響きます。
その瞬間、子どもたちはもちろん、大人の方まで思わず笑顔に。
「鳴った! 鳴った!」
「すごい! 紙なのに!」
そんな歓声が上がるたびに、私たちスタッフもうれしくなります。

実は、音を鳴らすのが少し難しいんです

紙ホイッスルは、完成すれば必ず音が鳴るというわけではありません。
紙の貼り合わせ方や吹き口の角度、息の吹き込み方によって、音が鳴ったり鳴らなかったりします。
一生懸命作ったのに、なかなか音が出ない。
そんなとき、子どもたちは少し悲しそうな表情になります。
私たちも、音が鳴ったときのうれしそうな顔を知っているからこそ、何とか鳴らしてあげたいと思うのです。
「もう少し角度を変えてみよう」
「ここを少し広げてみたら?」
「もう一度吹いてみようか!」
そんなやり取りを繰り返しながら、音が鳴るポイントを探していきます。
そして、ようやく「ピーッ!」と鳴ったとき。

できなかったことが、できるようになる。
その瞬間の笑顔こそ、私たちがワークショップを続けている理由の一つなのかもしれません。
「紙笛」にもいろいろな種類があります
紙で作る笛は、一般的に「紙笛」と呼ばれています。
皆さんがよくご存じなのは、息を吹くと紙が伸びて「ピロピロ」と音が鳴る「吹き戻し」ではないでしょうか。
しかし、クリエイト横浜の紙ホイッスルは、少し違います。
四角いサイコロのような形をした、ホイッスルタイプの紙笛です。
紙の内部を通る空気の流れを利用して音を出す仕組みで、紙の折り方や吹き口の形が重要になります。
一枚の平らな紙から、立体的な形が生まれ、さらに音まで鳴る。紙という素材の面白さを、目と耳の両方で体験できる工作なのです。

そもそも、材料は捨てられるはずだった紙

ここで、もう一つ知っていただきたいことがあります。
実は、この紙ホイッスルに使っている紙は、印刷会社で発生する余剰紙や印刷調整紙を活用したものなのです。
印刷会社では、毎日の仕事の中でさまざまなカタチの紙が発生します。
印刷物を仕上げる際に断裁した端紙。
印刷機の色を確認するための調整紙。
印刷の準備や加工の過程で生まれる余剰紙。
どれも印刷品質を保つために必要な工程から生まれるものですが、役目を終えると処分されてしまうことがあります。
私たちクリエイト横浜では、以前からそんな紙を見ながら、
「まだ使える紙なのに、何か別の使い道はないだろうか?」と考えてきました。
その想いから生まれたのが、印刷端紙を活用する「ハガミさん」という取り組みです。
紙ホイッスルも、その商品・体験メニューの一つなのです。

本牧ハワイアンフェスタでは、紙の音が応援の音に!

2026年9月27日に開催された「本牧ハワイアンフェスタ2026」。クリエイト横浜&ハガミさんも、本牧山頂公園の会場でワークショップを行いました。
このイベントでも、紙ホイッスルの制作体験を無料で実施しました。
ハワイアンな音楽やダンスでにぎわう会場で、名刺サイズの紙から自分だけの笛を作る。
紙ホイッスルは、単に音を鳴らすだけでなく、応援やイベントを盛り上げるアイテムとしても楽しむことができます。
自分で作った笛から音が出るという驚きと、完成したものを実際に使える楽しさ。そんな体験を通じて、紙の新しい可能性を感じていただけたのではないかと思います。

子ども食堂でも、紙を使ったものづくり体験

麦田地域ケアプラザで開催された「親子で楽しむ♪子ども食堂とアート体験2026」にも参加しました。
このイベントでは、食べ物の大切さを考える「もったいないフルーツキャッチ」とともに、紙ホイッスルづくりを行いました。
食べ物も紙も、私たちの暮らしに欠かせない大切な資源です。

「まだ使えるものを、簡単に捨ててしまわない」
そんな気持ちを、難しい説明ではなく、遊びや工作を通して伝えていくことも大切だと考えています。

下野谷小学校や「本は港」でも、紙の楽しさを

クリエイト横浜では、これまでも地域のさまざまなイベントで、ハガミさんを通じた紙のものづくり体験を行ってきました。
横浜市立下野谷小学校の「したのやまつり」や、横浜の本にまつわるイベント「本は港」などにも参加しています。
イベントによって制作するものや体験内容は異なりますが、私たちが伝えたいことは共通しています。
紙は、印刷するだけのものではない。
折ったり、切ったり、組み立てたりすることで、さまざまな形に変化します。
紙ホイッスルのように音が鳴るものもあれば、ハガミコプターのようにクルクル回りながら落ちるものもあります。普段は何気なく使っている紙にも、まだまだ知られていない面白さがあるのです。

磯子の「いぶきまつり2026」でも、ハガミさんが活躍!

2026年10月10日(土)には、横浜市磯子区の「いそご地域活動ホーム いぶき」さんで開催された「いぶきまつり2026」にも参加しました。
今回のイベントでは、印刷会社から生まれる余剰紙を活用した「ハガミさん」のオリジナルリングノートづくりを行いました。自分の好きな色を塗り、世界に一つだけのノートを作る。
紙ホイッスルとはまた違ったものづくりですが、どちらにも共通しているのは、本来なら処分されてしまう紙に、新しい役割を与えることです。
私たちが大切にしているのは、完成した商品だけではありません。
「自分で作ってみたい」
「こんな色にしてみよう」
「できた! 見て!」
そんな会話が生まれることも、ワークショップの大きな魅力です。
また、いぶきさんとは、これまでもチャリティーバザーなどを通じて交流を続けてきました。
こうした地域の施設や団体とのつながりは、SDGs活動をきっかけに生まれた、私たちクリエイト横浜にとって大切な財産です。
紙を無駄にしないことから始まったハガミさんが、人と人、地域と地域をつなぐ存在になっていく。
そんな広がりを感じながら、これからも地域の皆さんと一緒に、紙の新しい可能性を探していきたいと思っています。

SDGsは、楽しみながら取り組むことから

私たちは、印刷会社として環境や地域社会に何ができるのかを考えてきました。
その一つが、紙を無駄にしないこと。
ただし、私たちは「紙を捨てないでください」と伝えるだけでは、なかなか関心を持ってもらえないとも感じています。
それよりも
「紙って、こんなものが作れるんだ!」
「捨てられるはずの紙が、おもちゃになるんだ!」そんな驚きや楽しさを感じてもらうことが、環境について考えるきっかけになるのではないでしょうか。紙ホイッスルの体験には、そんな想いも込められています。

一枚の紙から生まれる、笑顔と新しい価値

名刺サイズの小さな紙。
そのままでは、何気なく捨てられてしまうかもしれません。
でも、少し見方を変えて、切って、折って、貼り合わせれば、音の鳴る笛に変わります。
そして、その笛を作る過程では、親子の会話が生まれ、子どもたちの挑戦が生まれ、完成したときには笑顔が生まれます。
捨てられるはずだった紙が、人と人をつなぐきっかけになる。
これこそ、私たちがハガミさんを通じて大切にしていることです。

本牧から磯子、鶴見へ。

地域の皆さんとの出会いを大切にしながら、クリエイト横浜はこれからも紙の可能性と、ものづくりの楽しさを届けていきます。
印刷会社として培ってきた紙の知識や加工技術を活かしながら、地域の皆さんと一緒に「つくる楽しさ」を広げていきたいと思っています。
紙の可能性は、アイデア次第でどこまでも広がる。
次に紙ホイッスルのワークショップを見かけたら、ぜひ挑戦してみてください。
小さな紙から「ピーッ!」という音が鳴った瞬間、きっと紙を見る目が少し変わるはずです。
クリエイト横浜はこれからも、紙の価値を高め、お客様の想いをカタチにし、新しい価値を生み出していきます。

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